Works
芸術とのコラボレーション
浅岡刺繍と芸術のコラボをご紹介
今回は私の悲願でもありました芸術とのコラボレーションのお話をさせて頂きます。
刺繍を30年以上しておりまして常々思っていたことは「糸を使い絵を描く」と
いうのは芸術(アート)にもつながるのではないかということでした。
筆と絵具を使い生み出される作品を絵具の代わりに色とりどりの糸を並べ
見る者の心に訴えかける事が出来るなら、いつかアートの作品を作ってみたい
と思いながらいつも仕事をしておりました。
そして、奇跡とでもいうべき時が来たのです。
あるイベント会場にて自社で製作したグッズの販売協力をしていた時に
名刺交換をする機会がありました。
一人の女性の方と交換しまして名刺にふと目をやるとたった8文字が並んでいたのです。
[ 日本画家 山口 祐子 ]
これを読んだとき目が大きくなりました。
芸術家の方と知り合えた事を心から喜びました。
念願だった(芸術作品作りのお手伝いがしたい)という自分の熱い思いを一生懸命に説明しました。
そして夢が叶ったのです。
名刺交換からしばらく経ったある日、山口先生から連絡があり刺繍で自分の
絵をブローチにしたいとの依頼を受けたのです。
喜び半分と芸術作品を刺繍で表現する高い難易度への緊張が入り交じり複雑な思いでした。
刺繍をする際、最初に刺繍用の型を作るのですが、コンピュータ上で元絵の上から糸を並べて
行き刺繍機用のデータを作るのです。
データが出来ると実際の刺繍をして、イメージと違っているところが見つかれば
手直しをしては再度刺繍をしていく工程を繰り返してようやく納得のいく仕上がりのモノが出来上がりました。
そうして出来たサンプルを山口先生に確認してもらいOKを頂き量産を進めて無事納品させて頂きました。
本当に嬉しかった。
刺繍を通して芸術作品を作るお手伝いが出来ることは刺繍屋としてこんなに嬉しいことはありません。
そんな感慨深い御依頼でした。
-
<浅岡刺繍のお仕事紹介9>
-
ー イベントに参加してきました! ー
-
ー イベント情報 ー
-
ー イベントに参加してきました! ー
-
ー ビジネスマッチ東北2023 ー